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ハンセン病を正しく理解して、偏見や差別をなくしましょう。
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ハンセン病は『らい菌』による感染症です。 |
かつては遺伝する病気だと誤解されていましたが、ノルウェーのハンセン医師が発見した『らい菌』という細菌による感染症であることがわかっています。
皮膚や末梢神経がおかされる病気で、外見上ハンセン病とわかる変形が生じたり、知覚麻痺、視覚障害などが症状としてあげられます。
しかし、感染力や症状の重さなど総合的な観点から分類されている『感染症法』の対象疾患には入っていません。
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ハンセン病は非常に感染しにくい病気です。 |
『らい菌』は感染力がとても弱く、ハンセン病療養所で働いていた職員で感染した人はいないことからもわかるように、飲食、入浴などの日常生活では感染しません。
感染は、免疫機能が未熟な乳幼時期がほとんどですが、栄養状態などがよければ発病することはありません。
現在、世界的には、インドなど6ヶ国を中心に約60万人弱の患者がいるといわれていますが、日本国内の患者発生数は、日本ハンセン病学会によれば、年間10人程度です。これはかつて感染していた高齢者で、免疫機能が不十分なため、発症するケースや、母国で乳幼児期に感染していた外国人が発症するケースで、現在の日本での感染はゼロに近いといえます。
また、治った後でも、外見上の変形が後遺症として残ることもあるため、いつまでも病気のままだと思われがちですが、感染することはありません。
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ハンセン病は治ります。 |
1943年にアメリカで『プロミン』という治療薬が開発されて以来、治るようになりました。治療法が確立している現在では、早期発見と早期治療により、障害を残すことなく、比較的短期間の外来治療で治すことができます。
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偏見や差別があるのはなぜ? |
隔離政策などにより、社会の中に『怖い病気』として定着したからです。
明治になり、諸外国から文明国として患者を放置していると非難をあびた政府は、ハンセン病患者を一般社会から隔離する政策をとるようになりました。
患者を療養所に強制隔離したり、患者の家を消毒したりすることで、『国が法律までつくって隔離するのだから、ハンセン病は、感染しやすい怖い病気』という考えが広まりました。
また、治療薬が使用されるようになるまでは、発病すると病気が使用されるようになるまでは、発病すると病気が進行することが多く、不治の病と考えられていたことや、発病が一定の家族内に多く現れることから遺伝する病気と考えられていたことなども差別されてきた理由にあげられます。
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過去、人権を侵害することが行われました。 |
・ハンセン病患者を県からなくす『無らい県運動』が官民一体となって行われました。
・ハンセン病療養所内において、退所も外出も許可されず、職員不足などを補うため、看護、耕作などの作業(患者作業)を強いられました。
・療養所長に懲戒検束権(療養所内の司法権・警察権)が与えられ、療養所内に監禁室が設置されました。
・療養所内において、結婚の条件としての断種や、人工中絶が行われたりしました。
・家族への偏見や差別を恐れ、療養所内では偽名を名乗ることを余儀なくされました。
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| ハンセン病を正しく理解しましょうより |